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夫が受け取る遺族年金 [年金]

遺族年金は、残された妻子が受け取るといったイメージが大きいですが、逆に夫に遺族年金が支給されるケースもあります。

ただし、夫が妻の遺族年金を受け取る場合は、妻が夫の遺族年金を受け取る場合と比べて、要件が厳しくなっています。

まず、夫が受け取ることができるのは、妻の遺族厚生年金です(妻がかつて会社に勤めていた期間のもの)。

妻が会社に勤めたことが無い場合は、妻が亡くなっても遺族厚生年金自体が発生しません。

(ただし、妻が国民年金保険料を3年以上支払っていれば死亡一時金をうけとることができます)

妻が亡くなった時、夫が55歳以上であることが必要です。そして遺族厚生年金を受け取ることができるのは、夫が60歳に達した後からとなります。

しかしいくら夫が60歳以降になって遺族厚生年金を受け取ることができるようになっても、高校生までの子がいるときは、夫に対する遺族厚生年金は停止されます(子に支給されます)

仮に子がいないとします。60歳になると、夫は遺族厚生年金を受け取ることができるようになります。と同時に夫に老齢厚生年金が支給されるようになります。しかし夫は、自分の老齢厚生年金と妻の遺族厚生年金はどちらかひとつしか受け取れません。一般的には、妻の遺族厚生年金と比べて、夫の老齢厚生年金額のほうが多いようですので、妻の遺族年金を受け取ることができません。

しかし、これからは、状況が少し異なってきます。なぜなら、男性の老齢厚生年金の受給開始年齢が先送りされているからです。

たとえば、昭和30年5月1日生まれのA夫さん。A夫さんが57歳のとき、当時会社員だった妻B美さんを亡くしました。子供二人は、すでに社会人です。

そしてA夫さんが60歳になった時、妻B美さんの遺族厚生年金の支給が始まります。今までは、男性は60歳から老齢厚生年金が受け取れたので、妻の遺族年金との選択となり、ほとんどの方が、遺族年金は受け取らず、ご自分の老齢厚生年金を受け取っていました。

しかしA夫さんの老齢厚生年金の受給開始年齢は62歳からです。60歳から62歳までは、B美さんの遺族厚生年金を受け取ることができ、62歳から自分の老齢厚生年金と、今まで受けていた、遺族厚生年金の選択となります。

また、A夫さんが在職中で、給与や賞与額が高く、老齢厚生年金が全額停止になっている間は、遺族厚生年金を受け取ることができます(遺族年金は、給与や賞与との調整はありません)

なお、来年(平成26年)4月から父子家庭にも、「遺族基礎年金」が支給されるようになる予定です。(「遺族基礎年金は」国民年金加入中の方や年金の加入期間が25年以上ある方が亡くなった場合に、要件に合えば支給される年金です)

今後は、法改正や、年金の受給開始年齢の先送りによって、今まで受けられなかった年金が受けられるようになるかもしれません。

キャプチャ.JPG 鎌倉の大仏さま

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